2007年10月07日

曼珠沙華の君

一年ぶりに

友だちのブログが更新されていました


自分は曼珠沙華の化身かもしれない

と言っていた友だちは

曼珠沙華の季節に帰ってきたのです


やはりあの一輪の曼珠沙華は

友だちからの挨拶を

届けてくれたのでしょう



posted by 結 at 00:23| 2007年 | 更新情報をチェックする

2007年10月08日

「若いね」

「ねえ わからない人にはわからないんだね」
 
「そうだよ」と友だちは言った

「あたりまえじゃん」
 
「わたし 最近ある人と話してね  やっとわかったよ」
 
「若いね」
posted by 結 at 22:53| 2007年 | 更新情報をチェックする

2007年10月16日

少しずつ

少しずつ

手を離す


少しずつ

諦める


少しずつ

軽くなる


少しずつ

寂しくなる


少しずつ

羽ばたいてゆく



大丈夫

みんな

つながっている

posted by 結 at 00:21| 2007年 | 更新情報をチェックする

手紙

そう わたしは手紙が書きたかったのです

誰かに聴いてほしかったのです


でも 誰が聴いてくれるかわからないから

ネットに書いているのです


書くことで

誰かが辛くなりませんように


書くことで

誰かに迷惑をかけませんように


書くことで

誰かとつながってゆけますように


あなたに

何かが届けられますように


あなたが

しあわせでありますように

posted by 結 at 00:28| 2007年 | 更新情報をチェックする

2007年10月19日

あなたへ。

ほんとはここには、

以前ひとり言のbbsに書いていたようなことを書くつもりでした。



昨年春、来てくれた人たちと会話のできる、

bbsみたいなブログをつくりたくて

数人の友人に声をかけて始めてはみたけれど、

ブログはブログでbbsじゃなくて、

思い通りの場所にはなりませんでした。


でももう一度一からひとりで始めてみよう、

そう思って作ったのがこのブログだったのです。


だけど、それから

「この7年間わたしはいったい何をやっていたんだろう?」

と思うような辛いことがいくつかあって、

ここはどこにもリンクしない、どこからもリンクしない

秘密の場所になりました。もしかしたら友人2、3人は

たまに覗いてくれているかもしれないので(「ありがとう」)

完全に「秘密」ではありませんが。



昨日ちょっと考えていたのです。


わたしは場所をつくりすぎたのかもしれない。

ある友だちが言ってくれたように、

あちこちに分散して書いているうちに、

‘わたし’の気配はどんどん薄くなり、

HPもブログも日記もbbsも、形しかない、

ただの抜け殻になってしまっているのかもしれない。


でも、どこかをやめようかと思って考えてみたのですが、

どこもわたしにとって大切な場所になっていて、

やめることができないことに気づきました。


ここもわたしの秘密基地として残しておくことにします。

たまにしか更新できないと思いますが、

良かったら、これからもわたしのつぶやきを聴いてください。



* コメントやTBは受け付けていませんが、

  サイドバーにメールフォームを設けています。

  ご感想等送ってくださったら嬉しいです。

posted by 結 at 16:03| 2007年 | 更新情報をチェックする

2007年10月22日

ここから

7年間

心を込めて大切に

積み重ねてきたはずのものが

ガラガラ崩れていきました


わたしには

一瞬で崩れるものしか築けなかった

それだけの絆だった


そういうことだったのでしょう


でも

ここまでこなければ

わからなかったのだと思います


何もないわたしが

誰かのために何かしようなんて思うのは

傲慢なこと


いえ

人が他の人のためにできることは

ただ祈りながら想っていることだけなのでしょう


ネットだけのつながりの人の心に

勝手に踏み込んではいけないのです

踏み込んでしまったら容易に引き返せない


だけど

交換し合ったいくつかの瞬間があったことも

確かです


心をさらけ出して

去っていったひとりひとりに

ありがとう



次の7年を

わたしはここから始めようと思います


わたしがここにいて嬉しいと言ってくれた

数人のあなたのために

これから出会うあなたのために


空っぽのわたしで

posted by 結 at 06:48| 2007年 | 更新情報をチェックする

2007年10月30日

自分へ

自分に嘘はつけないから

決断をしたのだけれど

みんなの顔を見ていると

気持ちが揺らいでしまう


友だちと話し尽くして

やっぱりと元に戻る


どんなに申し訳なく思っても

流されてはいけない

自分を殺してはいけない


自分を裏切って

人のために何かできると

思い上がってはいけない

posted by 結 at 01:45| 2007年 | 更新情報をチェックする

山茶花

一年前
寝たきりの夫人を亡くされた
老人の寝室を
ピンクの山茶花が覗き込む


秋のやわらかな光が降り注ぐ

影が躍る


隣室のソファーで
うとうとする老人


夫人の遺影は
今日も
微笑みを湛え

思い出を告げている

posted by 結 at 16:03| 2007年 | 更新情報をチェックする

2007年11月06日

林檎の季節に

雨を含んだ空気の中に
ふっと
田舎の匂いがしました

今日は
おじちゃんのお葬式

だから
一瞬
つながったのかもしれません

林檎づくりに
一生を捧げたおじちゃんは
林檎の実る季節に旅立ちました


大きな声で話し冗談を良い

豪快に笑う人でした


おじちゃんとおばちゃんのつくった家庭には

いつも笑顔が溢れていました


小さな頃わたしは時々

その空気を吸わせてもらっていたのです



おじちゃんの愛した林檎畑は

息子さんに手渡されました


もうすぐ収穫の季節です

posted by 結 at 23:24| 2007年 | 更新情報をチェックする

2007年11月07日

みいちゃん

玄関にみいちゃん


わたしを見ると

みいちゃんは

両腕を伸ばした


みいちゃんを

抱っこして

寝る部屋を

探して歩く


借りているのは

スポーツ選手

向こうで声がする


いくつも部屋があるんだね

さすがだね

こんなすごいとこに

泊まれるなんて


ベッドの部屋とか

お布団がふたつ敷いてある

こじんまりした部屋とか

いろいろあるけど

みいちゃんが選んだのは

薄暗い広い部屋


ここがいいの?


今日は抱っこして寝てあげる

怖くないよ


          *


みいちゃんはもう中学生になっているはずなのに

わたしはちっちゃい時のみいちゃんしか知らない


わたしの膝が大好きだったみいちゃん

去年お母さんを亡くしたみいちゃん


夢の中だけど

抱っこしてあげる

posted by 結 at 06:54| 2007年 | 更新情報をチェックする

2007年11月17日

なんだかひとり

「文学少女だったんでしょう」


笑いながら言われた。


「本が友だちだったけど

 文学少女という感じではなかった」

なんて馬鹿正直に答える訳にもいかず

曖昧に笑って俯いていた。


楽しそうに笑う人たちの中で

一緒に笑いながら

なんだかとてもひとりだ。

posted by 結 at 21:28| 2007年 | 更新情報をチェックする

2007年11月22日

ネットのお家

毎日行かずにいられない家

週に1、2度行く家

気が向くとふらっと行く家


ネットの中の

あちこちに点在している

知り合いや友だちの家


滅多に声はかけない


遠くからそっと見ている

近くに行って佇んでいる



何もできなくてごめんね

だけど

そこにいてくれてありがとう


どうぞあなたはあなたを生きて

posted by 結 at 22:51| 2007年 | 更新情報をチェックする

2007年11月29日

愛のヴェール

「ひとりぼっちなの

 泊まりに来て」


あなたの寂しさに射抜かれて

わたしは言葉をなくしました。


別の日

少女のように笑いおしゃべりをするあなたを見て

あなたが愛の中に守られていたことを知ったのです。


愛し愛された人は天に帰ってしまったけれど

その人のぬくもりはヴェールのように

今もあなたを包んでいます。


愛を知っている人は愛さずにはいられない。

愛する人がこの世からいなくなっても

ずっと愛の中に生きるのです。


だから大丈夫。


愛する人に再会するまで

あなたが強く生きてゆけますように。

たくさんの涙を流しても

あなたの微笑みが消えることがありませんように。

posted by 結 at 00:00| 2007年 | 更新情報をチェックする

猫のように甘えて

「ニャーン」


ん?


「ニャ―」

甘えた声でもう一度鳴いてこちらを見た

「おこたに入りたいの?」

こたつ布団を持ち上げたら
待ってました~
と駆け足で入る


あったかい?

よかったね

でも

「自分で入れないのかしら」

「いや 入れるんだ

 向こう側からね
 だけど

 人に入れてもらいたいんだよ」

手をかけてもらいたいのは
猫も子どもも一緒

そして大人も


そうでしょ?


あなたも大事な人をたまには甘やかしてあげて

posted by 結 at 23:29| 2007年 | 更新情報をチェックする

2007年12月01日

公園にて

公園は二週間前より木々が寂しげになり

少しずつ冬に向かっています


向こうから女の子がふたり歩いてきます


ちらっと銀杏の木を見上げて

ひとりが言います


「今年は黄葉 
 なんだかまだらで
 綺麗じゃないよね」

「ほんとねぇ」


そう言って足早に通り過ぎてゆく女の子たちに

銀杏の木がハラハラと葉を落としています


綺麗であろうとなかろうと

そうやって葉っぱたちは

今年限りのいのちを終えるのです

posted by 結 at 08:08| 2007年 | 更新情報をチェックする

2007年12月08日

彼の夢・彼女のこと

中学の頃好きだった人に再会して
ふたりで歩いていた。

「元気だった?」

「うん、今は楽に生きてるよ」

それを聞いたら、涙が溢れてとまらなくなった。
わたしの顔を覗き込んで彼が言う。

「どうしたの?」

「あの頃は本当に大変だったものね
 今は辛くないのね? よかったぁ・・」

彼がそっとわたしの手を握る。
手をつないで歩く。


                     ***


一度だけ彼の家に行ったことがあるが、手を握るなんていうこともなく、

ただひたすら彼の話を聴いた。


彼には聴いてもらえる、彼にはわかってもらえる、

そう思い込んでいた。


彼のことを思いつづけた5年間はわたしを育ててくれた。

けれども、重たすぎるわたしの想いが彼に届くことはなかった。


数年後、彼の恋人という人が突然訪ねてきた。

その人は中学の後輩で、わたしのことも彼のことも中学の頃から知っていたという。

その人から相談を受けるようになったわたしは、それまで知らなかった彼を知ることになった。

わたしはその人と友だちになった、彼抜きで。


彼と結婚したその人と、わたしは数年間年賀状の交換をしていたが、

そのうち、その人からの便りはぷっつり途絶えた。


わたしはほんとうは彼よりその人のことが心配。

線の細いナイーブな人だったから。

彼は大人になれない人だったから。

posted by 結 at 02:16| 2007年 | 更新情報をチェックする

2007年12月16日

バイバイ

長い一週間だった

ネットと同じことをリアルでも繰り返す


あなたもまた

どんなに親しくなっても

ひとを信じることのできない人だった


それはとても苦しいことでしょう?



何もできなくてごめんね

ずっとそばにいられなくてごめんね


だけどいつか

あなたの心を開く鍵が見つかったら

訪ねてきてね


そのときまで

遠くから祈っているから


バイバイ

posted by 結 at 01:36| 2007年 | 更新情報をチェックする

2007年12月30日

もういいの。

痛いのはわたしなのにどうして怒るの?

ごめん、大丈夫?と言ってくれたら

わたしが悪かったのよと言うのに。


痛いのと悔しいので

ちょっと泣きそうになったけど

謝る代わりに

あなたがわたしの機嫌をとろうとするから

吹き出してしまった。


いいの、謝らなくて。

あなたの気持ちは伝わったから。


posted by 結 at 00:44| 2007年 | 更新情報をチェックする
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