2013年07月19日

違和感

「わたし、若いころのこと、あまり覚えてなくて」

友だちが言う。

若いころのことを覚えていないとすれば、
ふたりが共有するものは
年に一度の年賀状と
2年前から何度か交わした
メールのやりとりだけだ。

「7時間話したってすごくないですか」

そう言う友だちは
わたしがほとんど話さなかったことに気づいていない。

女が4人集まって
そのうちの2人がしゃべりたい人だったら
あとの2人は時々合の手を入れるだけで
何時間でも過ごせる。


しゃべりたかったのではない。

わたしの感じた違和感は・・・

わたし以外の3人が
共有している世界の外にいたわたしは
3人と同じ想いにはなれなかった
というだけのことだ、
たぶん。

それから

卒業して数十年が経過し、
みんなはちゃんと大人の女性になっている。

だけどわたしは
外見は変わっても
あの頃の自分とどれほどの違いがあるだろうか。


確かに時代は変わった。
人の価値観も変わったらしい。
びっくりするほど。
到底取り戻せないほど。


けれどわたしは
あの頃とさほど違わない世界に留まっている。










posted by 結 at 07:48| 2013年 | 更新情報をチェックする
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